17種類の「黒い消しゴム」を徹底比較してランキング化！〜メリットやデメリットも〜

よく見かけるようになってきた黒い消しゴム．

昔は色付きの消しゴムは消えにくいイメージでしたが，最近は白い消しゴムと同等の消字性能を持っているものもあります．

今回は，17種類の黒い消しゴムを様々な観点から比較して，最終的には総合順位を決めたいと思います．

黒い消しゴムに興味がある方の参考になったら嬉しいです！

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黒い消しゴムのメリット

机の上の消しかすを見つけやすい

両方とも何もないところを消した際の消しかすなのですが，黒い消しゴムは黒鉛が無いところを消しても黒い消しかすなので，紙の上や机の上でよく目立ちます．

ですので，消しかすの処理がしやすいというメリットがあります（私は机の天板が真っ黒なので逆に目立ちませんが泣）

字を消しても消しゴムの汚れが気にならない

両方とも2Bの鉛筆を消した後の消しゴムなのですが，白い消しゴムは黒鉛の黒色が非常によく目立ってしまっています．

それに対して，黒い消しゴムは本体が黒いため汚れが目立ちません．

黒い消しゴムのデメリット

インクジェット紙では黒く紙面を汚す場合がある

インクジェット紙の種類によっては黒い消し跡が残ってしまう場合があります．

基本的にはインクジェット紙で消しゴムを使う機会は多くないとは思いますが...

消しゴムの汚れに気が付かない場合がある

メリットとして「消しゴムの汚れが目立たない」ことを挙げましたが，逆にそれがデメリットにもなります．

上のGIFアニメーションを見るとわかると思いますが，汚れがわかりにくいため，予想外に紙を汚してしまう場合があります．

比較した消しゴム一覧

今回は，以下の17種類の消しゴムを比較しました．

ぺんてる 「アインブラック消しゴム」

硬度	43.04
消しやすさ	4.0
消しかすのまとまり	3.0
消しかすの少なさ	2.0
黒鉛の伸びにくさ	1.0
タッチの軽さ	4.0
折れにくさ	3.0
合計	17.0点 / 30点

「消しやすさ」は普通なのですが，「消しくずのまとまり」や「黒鉛の伸びにくさ」は難ありといった感じです．
 
消しくずはそこまで多くないのですが，消しくずがまとまりにくいので，机の上に細かい消しくずが残ってしまいます．
 
今回検証した中では，一番硬い消し心地なので，硬めが好きな方には向いているかもしれません．

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ぺんてる 「アインブラック消しゴム スマッシュ」

硬度	46.66
消しやすさ	3.0
消しかすのまとまり	3.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	1.0
タッチの軽さ	3.0
折れにくさ	3.0
合計	18.0点 / 30点

消し心地は上の「アインブラック消しゴム」とほとんど同じです．

多少の硬度の差があることと，スティックタイプで細めでしなり具合が異なるため，少しだけ消し心地が違います．

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クツワ 「磁ケシ」

硬度	49.98
消しやすさ	4.5
消しかすのまとまり	4.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	2.0
タッチの軽さ	4.0
折れにくさ	3.0
合計	22.5点 / 30点

消しかすをケースの磁石で集めることができる消しゴムです．
話題になったので知っている方も多いのではないでしょうか．

消しゴムに鉄粉が入っていることもあり，硬度が高く硬い消し心地です．

変わり種の消しゴムではありますが，消しやすく使いやすいです．
（値段が高いのが難点ですが...）

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コクヨ 「RESARE プレミアムタイプ」

硬度	44.42
消しやすさ	5.0
消しかすのまとまり	4.5
消しかすの少なさ	3.5
黒鉛の伸びにくさ	1.0
タッチの軽さ	5.0
折れにくさ	3.0
合計	22.0点 / 30点

総合点も高いですが，特に「消しやすさ」「消しくずのまとまり」「タッチの軽さ」といった消しゴムにとって非常に重要な要素が高得点です．
 
PREMIUM TYPEという名前の通り，消字性能が非常に高く，紙ケースもプレミアム感が出ています．

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サクラクレパス 「アーチ消しゴム１００ブラック」

硬度	42.06
消しやすさ	4.0
消しかすのまとまり	4.0
消しかすの少なさ	4.0
黒鉛の伸びにくさ	2.0
タッチの軽さ	4.0
折れにくさ	3.0
合計	21.0点 / 30点

使い心地もよく，全体的に点数が高めです．
 
紙ケースにグリップがついていて，滑りにくく，軽い力で消せます．

また，紙ケースにミシン目があるので，消しゴムのサイズが小さくなっても，ハサミいらずで小さくできます．

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サクラクレパス 「アーチ消しゴム１５０スリムタイプ」

硬度	36.52
消しやすさ	4.0
消しかすのまとまり	4.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	2.0
タッチの軽さ	4.0
折れにくさ	3.0
合計	22.0点 / 30点

上で紹介したArchのスティックタイプで，ほとんど変わらない消し心地です．
若干こちらの方が硬度が低く，柔らかい消し心地ですが，消しゴム本体の薄さによるものかもしれません．

黒い消しゴムでスティックタイプ（スリムタイプ）の商品はあまり多くないです．
細かいところを消すことが多い方や，テストに使用するにはとても良いサイズ感です．

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シード 「レーダーブラック100」

硬度	37.00
消しやすさ	5.0
消しかすのまとまり	4.0
消しかすの少なさ	4.5
黒鉛の伸びにくさ	2.0
タッチの軽さ	5.0
折れにくさ	3.0
合計	23.5点 / 30点

非常に消字性能の高く，総合点も上位の消しゴムですので，普段使いにはぴったりだと思います．

柔らかい消し心地で，MONOと非常によく似ています．

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シード 「レーダーポイント」

硬度	68.20
消しやすさ	4.0
消しかすのまとまり	3.5
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	3.0
タッチの軽さ	3.5
折れにくさ	3.0
合計	22.0点 / 30点

写真をよく見るとわかりますが，消しゴム本体が十字（クロス型）になっているので細かいところが消しやすいです．
細かいところを消すときや，マークシートの試験などで便利ですね！

スティックタイプのためか，非常に硬度が高いですが，消し心地が硬すぎたりはしないです．

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シード 「レーダーライン」

硬度	64.86
消しやすさ	4.0
消しかすのまとまり	1.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	2.0
タッチの軽さ	4.0
折れにくさ	3.0
合計	19.0点 / 30点

「ギザギザカットでさらに軽い消し心地」となっていますが，体感的にはあまりわかりませんでした．
ノートなどで1行だけ消したい場合などに使いやすいサイズ感です．

消しかすのまとまりがなく，細かい消しかすが散らばってしまうのが難点です．

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ステッドラー 「ラゾプラスト ブラック」

硬度	57.58
消しやすさ	3.5
消しかすのまとまり	1.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	1.0
タッチの軽さ	3.5
折れにくさ	3.0
合計	17.0点 / 30点

今回の検証の中で唯一の海外メーカーの商品です．
ステッドラーは世界的に有名なドイツの文房具メーカーなので，知っている方も多いのではないでしょうか．

消しゴム本体にロゴが刻印されているのが特徴的です．

消字性能は普通より少し下くらいですが，消しかすがまとまらないのが難点です．

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トンボ 「モノダストキャッチ」

硬度	39.64
消しやすさ	5.0
消しかすのまとまり	5.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	3.0
タッチの軽さ	5.0
折れにくさ	3.0
合計	26.0点 / 30点

非常に性能が高く，使いやすい消しゴムです．
消字性能が高いだけでなく，消しかすもよくまとまるので机の上も汚れません．

メーカーやデザインにこだわりがなければ非常におすすめです．

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トンボ 「モノ ブラック」

硬度	41.10
消しやすさ	5.0
消しかすのまとまり	4.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	1.0
タッチの軽さ	5.0
折れにくさ	3.0
合計	23.0点 / 30点

白いタイプのMONOは知らない人はいないほど有名ですが，黒いタイプを使っている人も最近多く見かけるようになりました．
使い心地が白いMONOとほとんど変わらないので，普段白いMONOを使っている人は違和感なく使えるのではないでしょうか．

柔らかく軽い消し心地で，消字性能も非常に高いです．

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パイロット 「ニコラコラボ ストリートガール」

硬度	36.58
消しやすさ	5.0
消しかすのまとまり	3.5
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	2.0
タッチの軽さ	5.0
折れにくさ	3.0
合計	23.5点 / 30点

ニコラとのコラボ消しゴムです．
数量限定なので欲しい方は早めに購入することをおすすめします．

消字性能が高く，軽い消し心地なので，非常に使いやすいです．

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ヒノデワシ 「ブラックまとまるくん」

硬度	34.58
消しやすさ	5.0
消しかすのまとまり	5.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	2.0
タッチの軽さ	5.0
折れにくさ	3.0
合計	25.0点 / 30点

硬度が低く，非常に柔らかく軽い消し心地です．

消しかすが少なく，非常によくまとまるので，机の上も汚れません．

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プラス 「エアイン ブラック」

硬度	42.02
消しやすさ	5.0
消しかすのまとまり	4.5
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	2.0
タッチの軽さ	5.0
折れにくさ	3.0
合計	24.5点 / 30点

消字性能が高く，総合点も高いので，多くの人におすすめできます．

硬度は普通なので，硬くも柔らかくもない消し心地です．

上の写真よりも新しいタイプ「ダブルエアイン もっとあんしん」もあります．

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プラス 「ダブルエアイン スティック」

硬度	38.68
消しやすさ	5.0
消しかすのまとまり	3.5
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	1.0
タッチの軽さ	4.5
折れにくさ	3.0
合計	22.0点 / 30点

上で紹介したエアインと大きくは変わりませんが，硬度が低いので少し柔らかい消し心地です．

スティックタイプなので，細かいところを消しやすく，細いペンケースにも入れやすいです．

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無印良品 「プラスチック消しゴム」

硬度	51.30
消しやすさ	3.5
消しかすのまとまり	1.0
消しかすの少なさ	5.0
黒鉛の伸びにくさ	1.5
タッチの軽さ	4.5
折れにくさ	3.0
合計	18.5点 / 30点

無印らしいシンプルなデザインで，硬度が高く硬い消し心地が特徴的です．

硬い方がシャーペンなどの硬い芯が消しやすいので，中高生以上向けだと思います．

消しやすさは中程度ですが，消しかすがまとまらないのが難点です...

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検証の結果，このようなランキングとなりました！
消しゴムは好みが分かれてくるとは思いますが，参考になりましたら嬉しいです．

白い消しゴムや他のカラーの消しゴムも含めたランキングもあるので，ご覧ください！

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最後に

個人的にはどの消しゴムも使いやすかったのですが，最終的に総合順位は「モノダストキャッチ」が1位となりました．

ただ，他の消しゴムが悪かったわけではなく，消し心地などは好みにもよるとは思います．

「黒い消しゴムって本当に消えるの？」と疑問に思っているかもしれませんが，結論として「とてもよく消えます」．

今回検証してみて，消字性能は白い消しゴムと変わらないように感じましたので，是非一度使ってみることをお勧めします．

白い消しゴムよりも筆箱に入れておくとかっこいい気がしますしね！

皆さんもぜひ使ってみてください！