
書きやすさや乾きやすさなど,パワータンク スタンダード 0.5mmをあらゆる視点からレビューしていきます.
加圧ボールペンなので,長い時間上向きで書くことができます.
例えば,カレンダーなどに書くときにインクがうまく出なかったりするときがあると思いますが,そういった心配をする必要はなくなります.
地球の重力とはおさらばです!
また,通常のボールペンだと氷点下の環境だとインクの粘度が高くなって書きにくくなってしまいますが,加圧されることで氷点下でも書くことができます.
ですので,寒い屋外や冷凍倉庫などでの使用に向いています.
パワータンク スタンダード 0.5mmについての基本情報
会社名 | 三菱鉛筆 |
製品名 | パワータンク スタンダード 0.5 mm |
型番 | SN-200PT-05-24 |
インク | 油性 |
軸色 | クリアブラック |
インク色 | 黒 |
替え芯 | SNP-5 |
芯の出し方 | ノック式 |
ボール径 | 0.5mm |
サイズ | 全長143.9mm × グリップ上12.6mm × グリップ下11.3mm |
重量 | 12.8g |
定価(税抜) | 200円 |
その他 | 加圧 |
正しい情報は公式ホームページをご覧ください
パワータンク スタンダード 0.5mmの軸色展開
製品名 | 型番 | 軸色 | 定価(税抜) |
パワータンク スタンダード 0.5 mm | SN-200PT-05-24 | クリアブラック | 200円 |
パワータンク スタンダードのボール径の種類
製品名 | 型番 | ボール径 | 軸色 | 定価(税抜) |
パワータンク スタンダード 0.7 mm | SN-200PT-07-24 | 0.7mm | クリアブラック | 200円 |
パワータンク スタンダード 1.0mm | SN-200PT-10-24 | 1.0mm | クリアブラック | 200円 |
パワータンク スタンダード 0.5mmの芯カラー展開
製品名 | 型番 | インク色 | 軸色 | 定価(税抜) |
パワータンク スタンダード 0.5mm | SN-200PT-05-15 | 赤 | クリアレッド | 200円 |
パワータンク スタンダード 0.5 mmのデザイン

通常のボールペンよりもグリップ部分が太くなっています.
細いグリップが好きな人や,手が小さい人には少し持ちにくく感じるかもしれません.
私の個体がたまたまなのかもしれませんが,ペンの正面部分とクリップの部分が少しずれてしまっています.
付け直してもズレは治りませんでしたが,正直そこまで気にならないでしょう.
パワータンク スタンダード 0.5 mmの評価
7つの観点から"パワータンク スタンダード 0.5 mm"を評価していきます.
- なめらかさ
- 発色の良さ
- にじみにくさ
- 乾きやすさ
- インクのムラのなさ
- 裏写りしにくさ
- 持ちやすさ
以上に加えて,発色を数値的に検証するために色の測定を行いました.
色の計測にはDatacolorのColor Reader(高精度色測定デバイス)を使用しました.
測定の流れ
- ボールペンで1cm × 1cmを塗りつぶす
- 測定デバイスを用いて測定を5回行う
- 結果のRGBの値の平均値を採用する
このような流れで色の計測を行いました.
測定に用いた紙はマルマン A5ルーズリーフ 無地になります.
RGBは光の三原色で基本的にはRGBの数値が大きいほど色は薄くなっていきます.
ですので,濃いインクであるほどRGBの値が小さくなります.
rgb(0,0,0)
rgb(85,85,85)
rgb(170,170,170)
ボールペンの濃さを測るためのものではないので,実際の見た目の色よりも薄くなったりや茶色っぽい数値になります.
相対的な指標として参考程度にお願いします.
さらに,スマホのアプリの騒音計を使用して,ボールペンのノック音の測定を行いました.
5回測定を行い,その平均を記載しています.
スマホのアプリでの計測ですので,こちらも参考程度にお願いします.

色測定結果(RGB) | [86.2, 66.2, 69.8] |
ノック音 | 61.66 |
なめらかさ | 5.0 |
発色の良さ | 4.0 |
にじみにくさ | 5.0 |
乾きやすさ | 1.0 |
インクのムラのなさ | 1.5 |
裏写りしにくさ | 5.0 |
持ちやすさ | 3.0 |
合計 | 24.5点 / 35点 |
ボールペンの評価を一覧にしてまとめました.それぞれの項目を並び替えできるので,自分に合ったボールペンが簡単に探せます! 続きを見る
ボールペン ーランキングー
以上の評価を踏まえて,"パワータンク スタンダード 0.5 mm"が向いている人と向いていない人を解説していきます.
向いている人
- 寒い屋外や倉庫などで使用する人
寒い場所ではインクの粘度が高くなり,通常のボールペンでは筆記できなくなる可能性があります - 横向きや上向きで筆記する頻度が多い人
短時間であれば通常のボールペンでも筆記できますが,長時間使用する場合は加圧の方が良いです
向いていない人
- 通常のボールペンの使い方をする人
わざわざ加圧のボールペンを使用する必要はないと思います...
まとめ
この記事では"パワータンク スタンダード 0.5 mm"を様々な観点から評価してみました.
「インクのムラのなさ」と「乾きやすさ」の2つの項目の点数が低くなっていますが,これはインクの塊ようなものが出てくることが原因です.
書いている途中で,インクの塊やインクが糸のように伸びることがありますので,通常の用途で使用するのであれば,普通のボールペンで良いと思います(コスト面も含めて).
限られた条件下(氷点下/上向き)で使う予定のある方は,通常のボールペンだと書けなくなる可能性がありますので,こちらの商品のような加圧ボールペンがおすすめです.